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ショートケア

精神疾患の治療では、薬物療法や精神療法によって症状が改善しても、生活習慣の乱れや社会参加への不安といった課題が残ることがあります。当院のショートケアは精神科ショートケアの枠組みを活用し、生活機能の回復や社会参加に向けた準備を行うリハビリテーションプログラムです。

集団活動や作業活動を通じて、自分の得意なことや苦手なことを理解し、再発予防や社会復帰につながる力を育んでいきます。

リワークラボで取り組む自分再発見のプロセス

リワークラボでは、復職や社会復帰を目指す方々が、自身の特性を再確認しながらステップアップできるよう、以下の課題解決をサポートしています。

  • 生活リズムの安定:規則正しい生活習慣を整える
  • 活動意欲の向上:外出や活動への意欲を段階的に取り戻す
  • 対人関係の改善:人との関わりにおける不安を軽減する
  • 自信の回復:学校や職場への復帰に向けた土台を作る

社会復帰を支えるショートケアの多彩なプログラム

当院では、目的や段階に合わせた多様なプログラム(ラボ)を用意しています。個々の状況に合わせて最適な活動を組み合わせることが可能です

プログラム名 内容と目的
手工芸ラボ 創作活動や手工芸を通じて、集中力や持続力を高めるとともに、自己効力感を育みます。
フィジカルトライ ヨガや軽スポーツを取り入れ、体力の回復やストレス発散を図り、心身のコンディションを整えます。
フードラボ 調理活動を通じて、健康的な生活習慣の定着と、日常生活に必要な生活技能の向上を目指します。
コミュニケーションラボ グループ活動を通じて、安心できる環境の中で対人関係やコミュニケーションの練習を行います。
デスクワークラボ パソコン作業等を通じて、作業耐久性を確認しながら、就労に向けた実務的な準備を進めます。
就活ラボ ハローワーク見学や外出活動を行い、社会参加や就労に向けた具体的なステップを支援します。

 

集団精神療法による対人関係へのアプローチと効果

実際の社会生活では、他者との関わりの中で困りごとが生じることが少なくありません。個別診療だけでは補いきれない対人スキルの向上を、ショートケアの集団活動を通じて目指します。

同じような悩みを抱える方々と活動を共にすることで、以下のような経験を積むことができます。

  • 対人関係への不安を軽減する
  • 自分の考えや気持ちを適切に伝える
  • 他者の意見や価値観を理解する
  • 安心して人と関われる経験を積む

こうした経験は、学校生活や職場復帰、地域での生活を支える大切な力となります。

再休職を防ぎ安定した就労を目指すリワーク専門訓練

うつ病や適応障害などで休職された方の復職において重要なのは、「症状が軽快した状態」と「継続して働ける状態」を区別して考えることです。

当院では、単なる職場復帰ではなく、長期的な就業の安定を目標としています。

  1. 生活リズムの安定
    復職の土台となる規則正しいリズムを確立します。
  2. 集中力や作業能力の回復
    デスクワークラボなどを通じ、業務に必要な耐久性を養います。
  3. ストレス対処能力の向上
    自身の特性を理解し、職場でのストレス対処法を身につけます。
  4. 再発サインの把握
    自身の体調変化に気づき、無理のない働き方を維持できる力を養います。

一人ひとりの自分らしい生活を支えるための支援方針

精神疾患の回復の形は一人ひとり異なります。当院では症状の改善のみをゴールとせず、その方の病状や特性に応じて、以下のような多角的な支援を行っています。

  • 学校や職場へ復帰する
  • 家庭や地域で安定した生活を送る
  • 自分らしい役割や生きがいを見つける
  • 再発を予防しながら長く安定して暮らす

必要な医療や支援を適切に活用しながら、一人ひとりが自分らしい生活を続けていけるよう、専門スタッフが全力でサポートしてまいります。

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