

2012.10.06
ごあいさつ
アンジェ心療クリニックを開業し3年が経ちました。“アンジェ”という名前も地域の皆様には少しずつ馴染みのあるものになってきたようです。
さて近年、精神科医療は大きく変わりました。それは経済の低迷や社会機構の形骸化といった社会の変化と無縁ではありません。先に日本を襲った大きな災害は大自然の脅威や無常さと共に、私たちの足元が如何に不安定なもので形作られていたかを露わにしたように思います。頑張っても報われないのが当たり前のような風潮が精神的な病の源になっているとしたら悲しいことです。一人の人間に世の中を変える力はほとんどないのかもしれませんが、身近な人を変えることはできると思います。このように互いを尊重し慈しみ合うお祭りをフェスタと名付けました。皆様どうぞおいでください。
アンジェ心療クリニック 院長 諸江健二
日時:平成24年11月10日(土) 13時より16時まで
場所:アンジェ心療クリニック
参加:無料
1.医学展示のコーナー(常時展示)
・発達障害の理解と体験ブース
発達障害のうちADHDとはどのような疾患、あるいは障害なのでしょうか?その実際の状態を音と映像で体験で
きる「バーチャルADHD」の展示。また近年話題になっている成人ADHDについての研究、紹介を行っています。
* 院長によるミニ・レクチャー「子供から大人にかけての発達障害」 13時半〜 院内にて行います。
・スーパーナースリコちゃんの「最新の薬;ドラッグデリバリーシステム」
精神科で使われる薬剤は、その目的と性質から同じ薬であっても錠剤、液剤、注射剤など様々な形をして
います。それは副作用や無用な依存をなくすためピンポイントに必要な場所にだけ薬剤を運ぶ(デリバリー)必要
があるからです。看護師 福冨がそれらを分かりやすく紹介しています。
2.体力テストと健康相談
運動、栄養の専門家で今年アンジェでダイエットの講演もしていただき、大分県ではケーブルテレビの健康体操
の指導で人気の別府大学食物栄養科准教授 吉村良孝先生による、特殊な運動計測による体力テストと、運動や
ダイエットに関するアドバイスをしていただきます。どなたでもお気軽にご相談ください。
3.不登校相談ブース(13時〜15時)
院長がボランティアで相談役を引き受けている学習塾「PES個人教育会」。並びに通信制高校「教育サポート高等
学院」の先生にお出でいただき、登校の事で悩んでいる中高生のお子さんを持つ親御さんのご相談をお受けします。
4.漢方体験ワークショップ(14時〜14時半)
漢方は本来、患者さんが自ら薬草をお湯で煮だし煎じてから飲むものでした。その過程で発する香り、ゆったりと
した時間が急いた心に効果があるものとされています。また生薬には皆さんが驚くほど身近な食品も数多く含まれ
ています。それらを実際に煎じて飲んでみる、ひつじ薬局の“歌う薬剤師”小倉佑樹先生の体験型ワークショップ
です。当日は鎮静効果を持ち、多くの漢方薬の原料にもなっている桂皮(シナモンのことです)などを使用します。
是非、ご参加ください。
5.講演会(15時〜16時)
(1)当事者による講演
高野隆義 氏 演題「フットサル競技を通して感じた人とのかかわり」
冨野俊一 氏 演題「病気に学んだ回復へのプロセス」
(2)院長による講演
演題「運動やスポーツは病気を克服するか? 〜こころの健康とは〜 」
6.ショートケア
・茶房 あんじぇ茶屋
社会復帰訓練のためショートケアに通所されておられる方々による手作り和風スイーツの数々をご用意して皆様の
ご来店をお待ちしています。
(お品書き…水ようかん、芋羊羹、だんご、珈琲 など 各 壱百円〜壱五〇円 也)
・ゲームコーナー
新感覚!ピン倒しゲームに挑戦して商品ゲットしよう。