お知らせ

第9回　フェスタ・ドゥ・アンジェ参加のお誘い

2018.10.27

ごあいさつ
アンジェ心療クリニックを開業し九年が経ちました。決して短くはない年月ですがその間にも社会はめまぐるしく移り変わっています。これまで正しいとされてきた価値観が一夜にして変わることなど珍しいことではなくなった昨今、私たちはどこに拠り所を求めればよいのでしょうか。
フェスタと名付けたこのイベントでは、毎回患者さんや支援機関の方々のお話しをしていだたいています。皆、私が尊敬する生き方や努力をしている方々です。人生の拠り所や道しるべになるような彼らのお話しを私だけが聴くのはもったいないと思ったのがフェスタを始めようと思った動機でもあります。
皆さん、是非ご参加ください。
アンジェ心療クリニック　院長　諸江健二
日時：平成30年11月10日(土)　13時より16時まで
場所：アンジェ心療クリニック
参加：無料
―プログラム―
1．医学展示のコーナー
漢方薬の展示とシナモンティーのサービス
　漢方薬は「生薬(しょうやく)」といいその多くは私たちの身近にある薬草で出来ています。中国では漢方、その影響を受けた英国ではハーブと呼ばれ、いずれも健康に対し自然のものを利用するという思想が流れています。
お菓子や料理に使うシナモンは漢方では桂皮(ケイヒ)、我が国では一般には肉桂(ニッキ)と呼ばれ漢方の重要な素材で桂枝茯苓丸、桂枝加芍薬湯などに使われています。
　＊シナモンティーサービスは午前の診療時間(9～12時半)まで
2．教育相談
通院されているお子さんの親御さんから「嫌いな勉強を好きにさせるにはどうしたらいいんでしょうか」と、よく相談されることがあります。担任の先生には聞きにくいこのような疑問に対し、当院が支援している教育機関、PES個人教育会・教育サポート高等学院の先生の出張相談を行います。
＊相談人数に限りがあるため事前に医師にご相談ください

3．Tommyさんのアイリッシュ音楽　演奏
　九州のアイリッシュミュージックの第一人者であるTommyこと冨野俊一さんによるストリート演奏です。映画「ロードオブザリングス」でおなじみのティンホイッスルやアイリッシュフルートなど胸を打つ響きを持つ楽器の音色は音楽発祥の地アイルランドの風を運んできてくれます。気分が乗れば、皆さんのリクエストにも応えてくれるかも。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(第一部：13時半～、　第二部：15時～　)

4．講演　(14時～16時)
（１）「すべての人が働ける世の中に」
ウェルビー（就労移行支援事業所）指導員　高橋秀貴　先生
　病気とつきあいながら働くとはどういうことでしょうか。そもそも病気で働ける会社なんてあるのでしょうか？社会はそのような私たちをどのように見て、そして受け止めてくれるのでしょうか？そのような皆さんの側で後押ししてくれ、多くの方の就労に携わっている先生のお話しです。

（２）患者さんの講演　「僕があなたにできること」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MASAさん
　厳しく長い闘病生活を経験し、現在は働いて自立しているMASAさん。会社員として自分の仕事もこなしながら、産業カウンセラーの勉強をするようになりました。いつか、かつての自分のように助けを求める人の力になるためです。自分の仕事や生活を維持するだけでも大変なのに、何故他の人のことまで考えるようになったのでしょうか。　　　働くことの意味、そして生きることの意味を気づかせてくれるお話しです。

（３）院長講演
「災害と精神疾患　～トラウマとは何か～」
　ここ数年、我が国では大きな災害が相次ぎ多くの方々が被災しました。その中で復興に向け歩みだす人もいれば、いまだ大きなトラウマの渦のなかで苦しんでいる人もいます。トラウマは人にどのような影響を及ぼし、そして治すことができるのでしょうか？　　現在分かっているこれらの研究を紹介し、治療とその限界について院長からお話ししていただきます。

5．アンジェカフェ
社会復帰訓練のためショートケアに通所されておられる方々による手作りスイーツを販売しています。また、アンジェスタッフ謎のＸさんの作った絶品チーズケーキ(数量限定)も用意しています。
メニュー：季節のマフィン(栗抹茶、チョコチップ)、ブールドネージュ
　　　　　ミスターＸのチーズケーキ
各百～二百円也